自転車を「読む」。

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ブロンプトンジャンクション神戸の地下パーツ売り場に置いてある一冊の本。

THE BROOKS “COMPENDIUM OF CYCLING CULTURE”

直訳で「自転車文化概論」。

言わずと知れたイギリスの老舗サドルブランド「BROOKS」の創業150周年を記念して発行されたメモリアルブックです。
今ではなかなか手に入らないレアなアイテムとなっています。

単なるBROOKSの歴史本ではありません。これまでの自転車文化やイギリスの発明品についても詳しく書かれています。
(例えば白熱電球写真機蒸気機関など。ディスクブレーキは1902年、イギリス生まれのようです。)

ブロンプトン社CEOのウィル・バトラー・アダムス氏をはじめ、自転車文化と関係の深い著名人の寄稿が写真付きで特集されています。

ちなみに全て英文です。じっくり楽しめそうですね。
中身は芸術的なイラストと写真で溢れており、自転車史の背景職人の裏の風景などが感じられる内容となっています。

自転車とイギリスの文化が好きな方におすすめの一冊です。

※2020年5月、おかげさまで完売致しました。ありがとうございました。

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カタログやムック本だけでなく、自転車が題材になっている読み物はたくさん出ています。

近藤史恵著の「サクリファイス」は青春&サスペンスの要素を含んだロードレース小説。
自転車にあまり詳しくない人が読んでも惹き込まれる内容になっています。この小説からロードバイクを始めた人もいるとか。
続編も数冊出ていますが、どれも面白いです。

ブロンプトンが登場するフィクション作品はまだまだ少ないですね。
自転車漫画の「アオバ自転車シリーズ」には何度か登場しています。ご興味ある方はぜひ。