BROMPTONのひろげ方
ロンドン生まれの折りたたみ自転車「BROMPTON」。
1975年にアンドリュー・リッチー氏が設計を始め、今やイギリス、フランス、アメリカ、日本等、多くの国で利用者が増えていっている折りたたみ自転車です。(このブログをご覧の方はご存知かもしれませんね)
BROMPTONが世界中で愛されている理由にはいくつかありますが例を上げるなら
- コンパクトなおりたたみ設計
- 簡単な折りたたみ展開方法
- 自転車以上の利便性
- 長く使える強固な設計
- 長く使っても安心な補修性の高さ
- 見た目以上の走行性能
等々、1台持っていれば新しい移動方法、新しい生活スタイルを得ることができる、それがBROMPTONです。
あなたもBRMPTONと一緒に新しい生活はじめてみませんか?
折りたたみ自転車なので展開しないと乗れませんよね。
まずは広げてみましょう!
折りたたんで一番小さい状態。
サイズは565×585×270mmのコンパクトで四角い形に折りたたまれています。
車体の左側に立っていただき、まずは折りたたまれた左ペダルを外側へ開きます。
どのタイミングでもできる作業ですがペダルの展開を忘れてしまいますとペダルをフレームにぶつけてしまい傷つけてしまう恐れがあります!忘れないためにも最初に開いておきましょう。
次にサドルを上げます。
サドル下、メインフレームにある大きなクイックレバーを開け、サドルを一定の高さ以上に上げます。
”一定以上”というのはこちら↑、”シートポストの先端がフレームの中に入るまで”は一旦上げてください。
展開する際にここまで上げておけば”リアフレームや泥除けがシートポストに引っかかって展開できない”ということが防げます。
サドルの高さは最後に調整します。
続きましてハンドルを広げます。
右グリップ先端を下方向(ちょっと前気味に)押すと軽い力でハンドルステムの固定が外れます。そのままハンドルステムを伸ばしましょう。
ハンドルステムを伸ばしヒンジクランププレート(銀色のコの字プレート)で挟み、ヒンジクランプレバーを時計回りに閉めていきます。閉める強さは水道の蛇口を閉めるぐらいの強さでOKです。
ここを強く閉めすぎるとヒンジクランププレートの寿命が短くなって部品の交換サイクルが早くなってしまいますので気を付けてくださいね。
次はメインフレームを展開します。
先程閉めたハンドルステムのヒンジクランプレバー上を左手で持ちます。
そしてハンドルステムを上へ少しだけ引き上げます。
このときサドルに添える程度に右手を置いておくとBROMPTONが倒れにくくなります。添える程度で右手で持ち上げないのがコツです。
左手でハンドルステムを少しだけ引き上げるとフロントフォーク左側に付いているフックが上の画像のように浮きます。
保護シールが貼ってあるのがリアフレームです。
ここがBROMPTONをひろげるときの一番山場です。
前輪をできるだけ前に向けたままメインフレームを伸ばします。持っているハンドルステムを回したくなるんですがちょっと我慢してメインフレームだけ伸ばしましょう。
メインフレームを伸ばしたらハンドルステム同様にヒンジクランプレバーを水道の蛇口を閉める程度の力で閉めてください。
このときメインフレームどおしがくっつきそうでくっつかないときはサドルをハンドルバー方向へ軽く押してみてください。あら不思議ピタッとくっつきました。
ハンドルバーを左手で持ち安定させます。
右手でサドル後方を持ちます。
持ち上げにくい人はシートピラー、またはメインフレームを持ってやってみてください。
最後にサドル(ピラー、メインフレーム)を勢いよく上へ持ち上げてリアフレームを振り出します。
リアフレームが後方へ振り切ったタイミングで持ち上げた右手を下ろします。
タイミングよく右手を下ろせばリアフレームが広がります。リアフレームとメインフレームはしっかり広がればカチッと音がしてフックで自動的に固定されます。
もしタイミングが合わなくてリアフレームがぶらーんとなってしまった場合は足を使って広げるか、左ブレーキ(リアブレーキ)を握りながら前進方向へ車体を押して行ってもらうと展開できますよ。
そして最後にサドルの高さと向きを調整して乗車準備完了です!
サドル位置を調整する際にはサドルを持ったままシートクランプを開けましょう。サドルを持っていないとストーン!と下に下がってしまいケガや塗装欠けの原因になります。