イギリスサイクリングツアー[BWC編]
突然夏が終わったようなここ数日ですが、皆様体調はいかがでしょうか。
連日にわたって掲載していましたイギリスサイクリングツアーの記事もこれで終了です。
いよいよきましたよ。最後のヤマ場。
BWC(Brompton World Championship)の日がやって来ました。
憧れのBWCを走ります。
今回は一部ブロンプトン本社のフェイスブックページから写真をお借りしています。
この日は早朝にコッツウォルズのホテルを出発して一路ロンドン南部にあるBWC会場へ。
今年の会場となるのはグッドウッドモーターサーキット。
昨年までのブレナム宮殿といい、今回のグッドウッド・サーキットとといい、こういう素晴らしいロケーションはイギリスにはどれだけあるんでしょうか。
毎回毎回贅沢すぎますね。(BJCももうちょっと・・・・ね。)
私も実はあまり詳しくなかったのですが、自動車ファン(特にクラシックカー)の方にとってはすごく有名な場所なんだそうです。詳しくはホンダさんのホームページにて。
そんな訳でとにかくかっこいいです。
会場には古い車がいっぱい止まってるし、サーキットの中にある滑走路からはこれまたクラシカルな昔の戦闘機みたいな飛行機が離発着してるわでもう到着と同時に完全に雰囲気に飲まれてます。
地に足がついて無い感いっぱいです。
バスで乗り付けた我々はいそいそとマイブロンプトンを用意し、会場入りします。
レースのエントリーを済ませていざサーキット内部へ。
今回は実に621名がエントリーしていたそうです。
日本で行われたBJCが220名ぐらいだったので比較にならないぐらいの規模ですね。。。
日本のBJCもナショナルチャンピオンシップとしては結構イケてるほうだと思うんですけど、世界戦でもあるBWCはもう次元が違います。
会場入りすると皆さんドレスコードのジャケットにネクタイ。
やはり着こなしがサマになっています。我々も負けちゃいられませんが、僕はいつもどおり小学生のピアノの発表会みたいになってます。。。
ブロンプトン社の発表によると全体の27%が外国からのエントリーだったそうですが、日本人というかアジア人は珍しく映るようで皆さんフランクに声を掛けてくれます。
会場の雰囲気も良いですし何よりブロンプトンという共通のキーワードが有りますので誰とでも打ち解けられます。
ブロンプトンがあれば言葉の壁も越えられる??
レースはBJCと同じくル・マン形式でスタートですので、エントリー時の自分のスキル申請に合わせてグリッドに自分のブロンプトンを並べます。
一応BJCでは5位(チョット自慢)だった私なのでスタート位置だけは先頭グループに入れてもらっています。
しかもなんとBJCの優勝者水野さん、田中さんと並びのグリッドでした。
たぶん主催者さんが配慮してくれたんだと思います。感謝。
レース前の説明を聞いて(英語なのでほとんど解りませんでしたが)いざスタートです
スタートの号砲と同時にここに駆け寄って、ブロンプトンを開いて、走ります。
実際にはタイムの計測は乗り始めたあとに通過するスタートラインから行われるので、ゆっくり開いてもいいのですが、レース中の場所取りも重要なので、サッと開いて前の集団に入るのが理想です。
と、言いつつも思い通りにいかないのがレースというものです。
僕がブロンプトンに跨った時には先頭はもう見えない位置に・・・・
慌ててスタート直後から全力で追いますが全く先頭は見えません。
そのまま1分ぐらい走ったあたりで気づきました。
「BJCより全然速い!!!」
もうとんでもなく速いです。
ちょっと恰幅の良いおじさんも可愛い衣装の女性もすごい速さで走ってます。
BJCで5位入賞して以来、結果に満足しちゃってほとんど練習していませんでしたが、ここまで差を付けられるとは、、、。
今回はコースを4週回るのですが、最初の4分の1週ですでに付いて行くのがやっとでした。半周回った頃にはどんどん抜かれていきます。
しばらく抜かれなから走っていると、自分と同じぐらいの速度の集団に合流して落ち着きます。そしてそこへBJCの女子優勝の田中さんが合流。協調体制で走らせてもらいました。日本チャンピオンの走りに貢献できて光栄です。
→田中さんのレポートはこちら
そんなわけで予想よりはるかに速い速度に驚いて、冷静さを失ったままレース終了。
結果は111位でした。
621人中111位なので悪くは無いのですが自分の前に100人以上いたなんて・・・・気が遠くなりそうです。
ゴール後は他の日本人参加者の方を待ち受けます。
みなさん燃え尽きてクタクタですが、ほんとに楽しそう。
全力で楽しんでます。
そしてレース中に同じグループで走った人たちとはまた新たな友情が生まれます。
またしてもブロンプトンは言葉の壁を超えます。
長ーいレースレポートになりましたが、実はほんとに楽しかったのはここからかも。
レースの疲れと汗が引いてきたらランチ&アフタヌーンティーの時間です。
サーキット内の芝生の広場で生バンドのジャズ演奏を聞きながらサンドイッチとお茶やお酒が振る舞われます。
こちらは日本の自転車イベントと違ってお酒OKなんですね。
こんな感じでいろんな国のブロンプトンマニアの方たちと歓談しながらゆったりと過ごします。
こんなおもてなしのあるレースって素敵すぎません?
私の文才では言い表わせませんが、とにかくこの雰囲気が素晴らしいんです。
ぜひみなさんにも味わって欲しいです。
この後は天気が悪くなって来たんですが、表彰式があってほぼお開き。
私達もバスの時間があるので名残惜しいですが会場を後にしました。
また来たいです!
お金と時間に余裕があれば絶対に来たい。
そう思わせてくれる素晴らしいイベントでした。
ブロンプトン本社がアップしているBWCの写真はこちらからご覧いただけます。
あとムービーもございます。(一瞬だけ私も写ってます)
長くなりましたが、ツアーレポートはこれにて終了です。
最後になりましたが、ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。
あまりお役に立てずすみませんでした。
またツアーを企画して頂きましたプレミアツアーズさん、心から感謝しております。
想像よりはるかに素晴らしい旅になりました。
さて、来年は。
開催できますかねー。
参加者が集まればプレミアツアーズさんが何とかしてくれるでしょう。
(他人任せですみません。Hさんその際はお願いします。)
「来年もツアーあるなら絶対行くよー」という方がいらっしゃいましたら、私ナカまでご連絡ください。