旧車メンテナンス記 その1
寒くなってまいりましたね。
本日はセーターが手放せない体脂肪率少なめの男、ナカです。
寒くなってくると始まる自転車屋の風物詩それがメンテナンスです。
寒くてあまり乗らない真冬にしばらく自転車をお預かりしてじっくりお手入れをしましょうよ。というものです。
この冬はBROMPTON JUNCTION初の冬ですのでちょっとしたメンテナンスパッケージのご提案を検討中でして、そんな相談を社内でしていましたら。
早速届きました。1999年製のブロンプトンです。
こちらは実は弊社代表の私物でして、検討中のメンテナンス企画の検討材料にということで送られてきたのですが・・・・・ちょっと企画の意図とずれるんですよねぇぇぇぇ。残念。
しかし。まぁ。気を取り直して。
従順な部下としてはきっちりメンテ致します。
そしてこのブログのネタとしてちゃっかり使わせて頂きます。(感謝)
以下、ご依頼者(弊社代表)からのコメントです。
「1999年製のBROMPTONで通勤にも使用し、酷使しましたので凸凹でカタカタカタっと音がするくらいグリスが抜け落ち、各所摩耗も激しいハズです。」(要約)
自覚症状有りまくりなんですね。。。。治しがいありますわ。
という訳で、何回かに分けてこのブログでメンテナンスの過程をご紹介しようと思います。
折角なのでこの軽く年代物のブロンプトンのご紹介をしておきましょうね。
「BROMPTON C3」という車種で、泥除けが元々無いモデルで今で言うEバーションという感じです。
ただ当時は軽快さよりも廉価版という位置づけでの泥除け無し仕様という感じもします。この世代のブロンプトンはいわいる第2世代でして、メインフレームが今のモデルより若干短めです。その他各部の寸法も若干違っていたりします。
ちょっと短めのメインフレームにちょっと大きめのロゴステッカーが貼ってあるのがとてもキュートなのです。ただし、フレーム素材や使用部品のおかげげで現行モデルよりやや重めです。
フロントギヤは46T。今思えば日本人の体格には絶妙なギヤ比かもしれませんね。
因みに補修部品の在庫ありますので46Tにしたい方はご連絡ください。スチール製なのでかなり重いですけど。。。。
今回のメンテでいちばん苦戦するであろうリアハブは原稿モデルと同じくスターメーアーチャー製。Made in ENGLAND!
個人的に見た目が大好きなスチールシェルです。ロゴ刻印がカッコ良すぎ!!コレもやっぱり重いですけど!
という訳で、本日の作業は、箱から出してちょっと磨いただけで終了。
明日はヤレ具合を確認して作業計画を立てます。