旧車メンテナンス記 その2
えぇと。前回からの続きで1999年製ブロンプトンのメンテナンスです。
と言っても前回はたいして何もやってないんですが。。。
今回は前後ハブのメンテナンスをしようと思っているんですが、念のため全体のチェックもしておきましょう。
現行のモデルとは違う部分を幾つかピックアップしてご紹介しましょう。
■ブレーキ
この世代のブレーキは効きが甘いので、シューだけ交換しています。
これはちょっと昔のアルテグラのシューですね。
ブレーキ自体を丸ごと現行品に変えてしまえばバッチリ効くんですが、元のブレーキもいい味出てますので敢えてこのままにしておきましょう。
因みに使い込まれたこの世代のブレーキはスプリングを止めてある部分の黒いプラスチックが軒並み割れて無くなっちゃってます。
この車体も例外ではなく反対側は無くなってました。。。。。今回は”いい味”を残す意味でそのままにしておきましょ。
■ハンドルステムのキャッチ
現行のものは金属のバネが入っているのですが、ここをタイラップでとめるのは一世代前の定番でしたね。
支障なさそうなのでここもそのまま置いておきます。
■サドル
割れちゃってます。可哀そうに。。。
畳んで運ぶ時にうっかりサドルを持つとバリっといっちゃうんですね。
サドル自体はもう廃版なんですが当店には在庫有りますので欲しい方はお問い合わせくださいね。
■シートピラー
10年使い込んだブロンプトンは大体シートピラーに錆が浮いたり汚れが付いたりしてガサガサなんですが、きっちりお手入れ出来ていますね。問題なしです。
でもクランプはグリースが切れて動きが渋いので要調整です。
この形状のは若干締め付けが弱いのでマメに調整してあげたほうが良いです。
皆さんも動きが固くなったり、絞めつけてもサドルが動く、なんて状態になったらご相談くださいね。
こんな感じで各部チェックしまして。
それ以外は、年代の割にはなかなかキレイででした。
では1度乗ってみましょう。
乗りなれた現行モデルよりハンドルが近くて低いので、言葉では表現しにくいですが、”可愛い乗り味“です。これは新鮮。
ブレーキは全然効きませんし、ハブも若干ガタが出てますが、ペダリングや変速は至って正常。12年ぐらいなら全く遜色なく乗れますね。さすがブロンプトン。さすがイングランド。
思ったより修理箇所が少なくてホッとしました。
では明日から実際に分解して各部の調整です。
今日はここまで。
ナカ