オーバーホールは想像力
本日ご依頼頂きました15年モノのブロンプトンのオーバーホール。
写真は鉄シェル時代のスターメ-アーチャー・スプリンター(5段変速ハブ)です。
良い味でてますね。これが現役で使えているのだから素晴らしい製品だと思います。
ちょっと汚れちゃってますが、それもまぁ味です。
そしてこういう汚れがオーバーホールする私達にとってはひとつの判断材料になる訳です。
汚れの度合や部品の消耗を見ながらオーナー様とこのブロンプトンがどんな関係だったのかを経験を元に想像するのです。
今回のご依頼の場合は特に、遠方からのご依頼で宅配便で車両で送って頂きましたのでオーナー様とも顔を合わせる事も無く、想像力が試されます。
普段の使われ方が想像出来れば故障箇所も見つけやすですし、消耗した部品も早めに対処したほうが良いのか、ギリギリまで使って大丈夫なのか判断しやすくなります。
こうやってマニュアル通り(マニュアルなんてもともと無いですが)ではなくここの車体ごとに対応を考えながら作業をしています。
さすがに汚れが激しいものは別途清掃代金を頂いたり、作業工賃が高くなったりしてしまいますが、こんなふうにガッツリ使い込まれた車両というのはオーバーホールのやりがいがありますね。
ナカ