ご自宅でできるセルフメンテナンスのすゝめ その1
BROMPTON JUNCTION KOBEでお買い上げいただいた車体はお持込み、またはご郵送(ユーザー様ご負担)でのスタンダードメンテナンスを永年無料で行なっております。(ワンオーナー様に限る)
せっかく手に入れたBROMPTONを自宅でも手入れしてみたい、というお声を最近聞くことが多くなってきましたので本日はご自宅でできるお手軽メンテナンス方法をご紹介致します。
先ずはBROMPTONをご用意ください。
たまにはじーっと見つめてあげると愛着がより一層湧くかもしれません(笑)
一番ご自宅でするメンテナンスは「タイヤ空気の充填」かと思います。
タイヤ空気圧が低いとパンクしやくすなったり漕ぎが重くなったりしますので空気入れもちゃんとしたメンテナンスのひとつなんですよ。
BROMPTONが標準で使っているバルブ形状は「米式(アメリカンバルブ)」です。
自動車と一緒の形状なんですよ。
空気入れは米式対応のものをご用意ください。スポーツ自転車向けでメーターが付いているものは大体入れることができます。
当店オンラインストアにも各種空気入れございますので是非こちらもチェックしてみてください。 →空気入れはこちら
バルブ形状は他には英式(一般車)と仏式(スポーツバイク)があります。
BROMPTONサイズのチューブもどのタイプでも展開していますのでお持ちの空気入れに合わせてチューブを交換することも可能です。
→チューブはこちら
上の画像は空気入れのゲージです。2種類の数値(PSI、BAR)が書かれています。
日本語ですと〇〇気圧という言い方が圧力の呼び方では一般的ですがBAR(バール)が近似値になります。大雑把ですが1BAR≒1気圧ということになりますのでBARで覚えておくと感覚的にわかりやすいかもしれませんね。
適正空気圧はタイヤによって違いがあります。
・SCHWALBE MARATHON RACER 4.5 – 7.5 BAR(65 – 110 PSI) ※M-Type標準タイヤ
・SCHWALBE KOJAK 5.0 – 8.0 BAR(70 – 115 PSI) ※S-Type標準タイヤ
・SCHWALBE MARATHON 4.5 – 7.5 BAR(65 – 110 PSI)
・Continental Contact Urban Reflex 4.5 – 8.0 BAR(65 – 115 PSI)
→タイヤ・チューブはこちら
以前M-Typeの標準タイヤだったBROMPTONケブラータイヤは最高圧100PSI(6.8BAR)という表記しかないですが下限圧はだいたい4.5BAR辺りを目安にしてもらえればと思います。
空気圧は乗る方の体重や積載重量、乗り心地の好みなどで変わりますので必ず上限圧まで入れなくてはいけないということはないです。
体重の軽い方は6.0BARなど試してみてください。
空気を入れる間隔ですが上限圧まで入れている場合は大体1ヶ月を目安にしていただければと思いますが、上記のような空気圧を低めにしている方は下限圧まで達するのが早くなるのでお気をつけください。
空気を充填したらタイヤも一緒にチェックしましょう。
知らない間に意外とすり減っていてタイヤの交換時期が来ているかも!
上の写真は左からBROMPTONケブラー、KOJAK、MARATHONですが、BROMPTONケブラーなど溝のあるタイヤはタイヤのセンター部分の溝が薄くなったり、無くなったら交換サインです。
上のタイヤは少し溝が残っていますが小石がたくさん刺さったようなザラザラした表面になっています。この状態でパンクが頻繁に起こる場合はタイヤに尖った石等が残ってしまっている可能性が高いので交換を推奨します。
続いてKOJAKですが、スリックタイヤ(溝無しタイヤ)なので交換時期の見極めが難しいですが、タイヤ面を水平方向に見てもらい写真のようにセンター部分が平らになってきたら交換時期です。白い繊維が出てたら表面のゴムがほぼない状態なので早めに交換お願いします。
MARATHONは緑色の耐パンクガードがあるので見えてきたら交換時期です。
空気圧が低いとタイヤの横側が折れてしまい上のタイヤのように毛羽立ってきたり、ヒビが入ってきたりしてしまいます。
こうなっていると黄色信号です。
このまま使い続けていると突然タイヤが裂けて
バンッ!
と大きな音と共にパンクしてしまうかもしれません。(バーストといいます)
走っているときに急にバーストすると転倒にもつながり危険ですので交換を推奨します。
何故タイヤがこのような状態になってしまうかと言いますとタイヤの空気圧が適正でない低い状態で乗ってしまう事が原因です。
ちょっと柔らかいけど大丈夫かな~、で乗ると大体空気圧が低い状態なのでしっかりと空気を充填してから乗るのを心がけてましょう!
後輪のタイヤが荷重も多く受け、駆動でもあるので前輪に比べ酷使されます。
泥よけが付いていたりしてチェックしにくいですが後輪のタイヤの状態もチェックしましょう!
さらっと書こうと思ったのですが長くなってしまったので「その2」へ続きます。