たまにはチェックしてみよう。ネジ緩んでませんか?
こんにちは、頭が暑いナカです。次の定休日には絶対髪を切ってやろうと思います。
途中まで書きかけたブログをうっかり消してしまったので、若干ダイジェスト版でお送りいたします。
先日の「コ」の字の話に続きまして。ご自身でもできる簡単メンテンスのご紹介です。
今日のテーマは「ネジの緩み」です。
通常店頭にお持ち頂いてのメンテナンスでは、基本的に外から触れることが出来るほとんどのネジを工具を当てて緩みやガタが無いかをチェックしますが、あまりお店に来れない方や、もう半年以上点検してないなーという方はお暇があればチェックてみてください
緩みやすいネジはココだ!
その1:泥除け
泥除けステーとローラーを止めている2.5ミリ穴の六角ボルトです。
年に1、2件ぐらいは走行中に外れちゃって・・・という事例を目にします(涙)
その2:右ペダル
最近の自転車には珍しくプラスネジです。
ブロンプトンは数年前までマイナスやプラスのネジが多用されていましたが、最近は六角ボルトに変わっています。近代化ですね。
余談ですが、マイナスやプラスのネジに比べ六角のほうが工具が安定するので力をかけやすいです。が、しかし力が入りすぎて壊れたり規定トルク以上で締めちゃったりすることが多いので要注意でございます。
その3:ステムキャッチの受け
ココ数年の車体ではあまり緩んでいないような気もしますが、念のためご紹介しました。増し締めした後はきちんとステムが収まるかチェックしましょう。
番外編
その1:ヘッドパーツ
ココは専用の工具が無いと締められないので緩みに気づいたら持ってきて下さい。
その2:ブレーキシューの止めネジとサスペンションブロック
この2ヶ所は一度きちんと締めたらあまり緩みませんが、長期間点検していない場合は要確認です。
以上であります。
ここまで説明しておいてアレですが、そもそもどのネジがどのぐらいの期間で緩むか、なんて事は解りませんので、基本的には簡単に触れられるネジはついでにチェックしてみても良いかもしれません。
ついでにブレーキレバーの角度なんかも自分により合っているポジションがないか研究してみるもの良いと思います。
最後に、そもそものネジの緩みの原因ですが、振動やペダリング等による部品の撓み、熱(気温)、ネジそのものの精度などなど複数の要素が組み合わさって起こります。
緩まないネジや緩まないように固めるという方法もありますが、自転車は元来定期的なメンテナンスを必要とするものですから、ネジ類はいつかは緩む(可能性が有る)と思ってメンテンナンスにお持ち下さいませ。
当店ではブロンプトンの各部品の癖と実際に緩んだ事例や経験等を照らしあわせてメンテナンスをしています。
もちろん納車整備の段階でも緩みやすいネジには下処理をしてから組み付ける等、見えない工夫が隠れております。
あ。最後の最後にもう一つ、
決してきつーくきつーく締めたから緩まない、というものでもありませんので、力任せに締めないでくださいね。