シートクランプスムーズに動いてますでしょうか。
世界初のブロンプトンオフィシャルショップとしてオープンしました当店も速いもので3年と半年が立ちました、もうかなりの台数のブロンプトンを納車してきました。
さすがに一台一台覚えることは出来ませんが、納車時には”お渡しした後も半分は自分の自転車”のつもりでお渡ししています。
そういう風にすることで、以前はよく点検にお持ち頂いていたあの方最近来ないな(乗ってないのかな)とか通販で送ったあの車体ちゃんと乗ってくれてるかな。とか思うわけです。
さて、皆さんのブロンプトン、
シートクランプはスムーズに動いてますでしょうか。乗っているとサドルが動いたりしていないでしょうか。
最近意識的に続けている簡単メンテナンスの方法をご紹介します。
長年乗り続けている方は締め付けが緩くなったり、レバーの動きが渋くなったりしているかもしれませんので今度乗る時はチェックしてみてください。
1.シートピラーをキレイにする。
砂や埃が噛んでいればいくら適正に締め付けても確実には保持してくれません。
おすすめなのは「カークリーム」のようなワックスを付けてゴシゴシ拭き取ってやることです。
下のほうはこうやって、車体の下に出して拭きます。
ワックスを使うことで汚れが落ちる上に動きもスムーズになりますよ。
因みにシートスリーブ(掴んでいるプラスチックの部分)の内側をキレイにするにはシートポストを外さないといけないので今回は割愛します。
2.シートクランプの締め付けを強くする
長年使っているとシートスリーブがプラスチックでできている為、摩耗で痩せてきたり、フレームが変形したりして締め付けが弱くなります。
この場合レバーの反対側のナットをほんの少し(1/8回転ぐらい)ずつ締めて調整します。
締めすぎるとフレームが変形しますので、やり過ぎ注意です。
3.レバーがきちんと動作しているかチェック
上記2番で締め付けを強くすると書きましたが、ちょっと落とし穴がありまして。
レバーを締め付ける際にググッと手応えがあるのでしっかり締まっているようでも実は締まっていないというケースがあります。
長年乗り続けた車体だとレバー部分のグリスが流れ落ちて上手く潤滑出来ていない場合があります。
この場合、手に伝わる手応えはシートピラーを掴んでいる手応えでは無く、クランプの内部で金属がこすれ合っている摩擦の手応えです。
力を込めてレバーを動かしていルのできっと締まっているだろう、と思っていても実は摩擦で動きが渋くなっているだけで、締め付ける力になっていないという訳です。
ただ、この部分は分解できないので、グリスを再度充填しようと思うとちょっとテクニックが必要です。
ですので、もしご自分で対処される場合はチェーンオイルなんかを隙間に注入してみてください。
レバーの手応えが「ズズズ・・・」から「スルッ」に変われば成功です。
あ、特に手応えに違和感のない場合は決してオイルを注さないでくださいね。元々入っているグリスの寿命が縮みますので。
多くの場合は1と2の対処で解決できます。
もちろんお店にお持ち頂ければいつでもチェック致しますよ。