身長が高い方向けのご提案。その2:ペンタクリップの使い方篇

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こんにちは。しゃっくり病から開放されたナカです。

本日ののブログも一昨日に続いて背の高い方向けの説明であります。
今日はサドルの高さについて少し詳しく説明しますね。

ますブロンプトンではシートポスト(サドルの下の棒のことです。)を3種類ご用意しております。

■スタンダードシートピラー
image_01
標準で付いてくるものです。

■ロングシートピラー(エクステンデットシートピラー)
image_01 (1)
背の高い方向けシートピラーです。
スタンダードに比べ6センチ長くなっています。
折りたたみサイズも6センチ高くなります。

■テレスコピックシートピラー
image_01 (2)
2段階に伸びるシートポストです。
スタンダードに比べて17.5センチ伸ばすことが出来ます。
折りたたみサイズはスタンダードに比べ2センチだけ高くなります。

先日ご紹介しましたHタイプモデルにはロングシートピーラが付いていますので、うんと背の高い方、うんと足の長い方はロングシートピラーやテレスコピックシートピラーをお使い頂ければと思います。
今日のご紹介はですね「スタンダードシートピラーだと、あとちょっとだけ足りないんですけど・・・」という方向け情報です。
身長で言うと170センチ代後半~180センチ代半ばぐらいまででしょうか。

意外とやられている方が少ないのですが、実はこれサドルの取付方次第で少々なら解決できるんです。

image_01 (3)ブロンプトンのサドルは「ペンタクリップ」という部品でシートピラーとサドルを固定しています。
そのペンタクリップの形状に秘密がありまして(別に秘密じゃないって。)

1:サドルレールを挟む位置
2:ペンタクリップ自体の取り付け位置
3:前後の位置を変える

この3つによってかなり幅広くサドルのポジションを幅広く調整出来るように設計されています。

IMG_6733
写真は出来る限り大柄な人向けにセッテングしてみた例です。
上記3つの方法を解説しますと

1:サドルレールを挟む位置
サドルレールを止めている部品の上下をひっくり返してサドルレールの固定位置を上側にしています。
これで2センチサドル高さを稼げます。

2:ペンタクリップ自体の取り付け位置
ペンタクリップ自体をシートピラーの上端ギリギリを掴むように移動させています。
これで約0.5~1センチの高さが稼げます。
(余談ですが、ペンタクリップの取り付け位置が低いと乗車時にサドルがたわんでシートピラーの上端と接触します。下げ過ぎ注意です。)

1,2の工夫だけで2.5ミリサドルの位置を高く出来ました。
ロングシートピラーだと6センチ高くなるわけですがそこまで必要では無いかな。と感じている方は一度お試しください。

それからもう1つ
3:前後の位置を変える
こちらですが、サドル高さには直接関係無さそうですが、実は重要なんです。
サドルの高さと、ハンドル~サドルの広さは常に連動していまして、

サドルが高くする
=相対的にハンドルが低くなる
=重心が前のめりになる
⇒サドルを後ろに引いて前後のバランスをとる。
サドルを後ろに引く
=クランク中心駆らサドルの距離が長くなる
⇒サドルを低くセットする
サドルを高くして、前寄りにセッティング
=足の長さにあったサドル高さをキープしつつハンドルが遠くならない
⇒ゆったりめのポジション設定になります。(Hタイプに多いセッティングです)

と、こんな感じでサドルの高さと前後位置はセットで考えることが基本になります。

実際にやってみた比較がこちらです。
あともうちょっと、のサドル高さでお悩みの方は是非ともお試しください。
シート高さ