WAKO’Sチェーンルブリキッド
こんばんは、サイトウです。
今週末はワコーズケミカル講習会が開催されます。
お陰様で、ご予約満員御礼でございます。
当日ご参加される皆様は是非内容十分に覚えて頂き、
以後のセルフメンテナンスに活かしていただけたらと思います。
本日はケミカルの代名詞、チェーンルブのご紹介です。
WAKO’S
チェーンルブ リキッド パワー/スピード
価格:各1,300円(税別)
パワーの容器にはクッションフィーリングと書いてあり、チェーンに厚く油膜を張って抵抗を少なくするタイプです。チェーンの動きは滑らかですが力を込めて踏んだときは足への反動が優しい感じになります。高トルク(重たいギヤ)で巡航する方にはこちらがおすすめです。
スピードはダイレクトフィーリングと書いてあり、薄い油膜でダイレクト感のある踏み心地です。
チェーン動きが軽やかになりペダルを回すのが軽く感じます。
軽いギヤで早くペダルを回す方にはこちらがおすすめです。
2つをミックスして自分オリジナルの特性を持ったルブを作ることもできますよ。
注油方法ですが、チェーンを洗浄脱脂してから塗布するとオイルの性能を引き出せますので
是非やってみてください。
まずはチェーンを外します。
現行のBROMPTONはパワーリンク(ミッシングリンク)でつながっているので
取り外しができます。
バットを1枚ご用意していただきチェーンを置きます。
洗浄脱脂にはバイク屋さん、自転車屋さん御用達「フィルタークリーナー」を使用します。
ただし、容量1Lと多く、そうそう頻繁に使うものでもないので個人で使用するにはちょっと多い、、、
ということでワコーズからご家庭用に3oomlサイズの「パーツディグリーザー」が出ています。
ご家庭でお使いになる場合はこちらがいいのでしょう。
バットにフィルタークリーナーを入れます。
今回豪快に入れすぎてしまいましたがもっと少なくても十分洗浄できます。
横面だけでなくリンク部分やチェーンの内側もしっかり洗います。
チェーン全体がきれいになったら水洗いします。
フィルタークリーナーは水と混ざると乳化します。白く濁った水がなくなるまでよくすすいでください。
フィルタークリーナーは石油由来製品なので余ったものは不要な布などに染み込ませて可燃ゴミとして処分してくださいね。
洗ったチェーンの水分をタオル等で拭き取った後はラスペネを塗布します。
なぜラスペネをといいますと
ラスペネには水置換性という性能がありチェーンのリンク部分に残った水分を追い出してくれます。
ご家庭用に少量サイズのラスペネminiもございます。
ラスペネをまんべんなく掛けてしばらく置き、追い出された水分と一緒に拭き取ります。
拭き取ったら自転車に戻します。
リンク部分に垂らしていきます。パワーリンクのところから始めるとわかりやすいですよ。
各リンク部分に塗布したらゆっくり数回転まわしてなじませてしばらく放置します。
余分なオイルを拭き取るタイミングですが、できれば一晩置いて十分に内側にチェーンルブを浸透させてから余分なオイルを拭き取るのをおすすめします。
そして乗って違いを感じてみてください!
チェーンは洗浄してキレイにするだけでも滑らかさが軽くなりますが、チェーンオイルでまた性格が変わります。オイル効能の耐久性や潤滑性能など使用状況に合ったチェーンオイルを使って見ましょう。