革サドルのお手入れ方法。
150年の歴史を持つ、英国のサドルメーカーBROOKS(ブルックス)。
伝統的な製法で作られたレザーサドルは同じ英国生まれのBROMPTONにもよくマッチし、当店でも定番のカスタムになっています。
長く使うほど体に馴染んで自分だけの快適な形になっていく、というのがレザーサドルの特徴。
すでに愛用されている方も多いと思いますが、 定期的なお手入れはしっかりされていますか。
また、これからレザーサドルを買おうと思っていて、お手入れに不安を感じている方はいませんか。
今回はレザーサドルの意外とカンタンなお手入れ方法をご紹介します。
まず、お手入れに必要なアイテムがこちら。
BROOKS用メンテナンスキット
専用のサドルオイルとウエス、サドル調整用の工具が一つになったセットです。
オイルも靴用・鞄用とありますが、基本的にはBROOKS用に調合されたこのオイルを使用することをオススメします。
少量のオイルをウエスにつけ、サドルを優しく磨くようにまんべんなくオイルを塗っていきます。
(サドルを車体から外さなくてもお手入れはできますのでご安心を!)
水や泥がはねた時のために、裏側にも薄~く塗ります。
オイルの塗りすぎには注意しましょう!サドルが柔らかくなりすぎて型崩れの原因にもなります!
あとは12時間ほどおいてオイルを馴染ませ、余分なオイルをサッと拭き取るだけ。
なんてカンタンなんでしょうか。
ちなみに新品のレザーサドルはクッション性が皆無で、カッチカチの状態です。
乗り始めはこの馴染ませる作業を1週間に1度くらいのペースで行う必要があります。
そのあとは数か月に1度のペースで大丈夫ですよ。
硬すぎて乗れない!という場合はサドルのうしろを少し下げて、接地面を広くすると改善されるかもしれません。お試しください。
本革を使用しているので、雨の日は濡れないように気をつけなければいけません。
そんなときに便利なアイテムがこちら
BROOKS用ナイロンレインカバー
大切なサドルを雨や湿気から守ってくれるナイロン製のレインカバーです。これで安心。
もし濡れてしまったら、十分に乾燥させてください!
濡れた状態のまま使ってしまうと、革が伸びたり、衣服に色移りする恐れがあります!
革サドルは長く使い続けると少しずつ伸びていき、サドル全体のテンションが失われます。
サドルを上から押してボヨンボヨン沈むようであれば要注意。
快適な乗り心地と形状を保つために、調整をしてあげましょう。
そこで登場するのがこの工具。
サドルの先端についているテンション調整用のネジを回すための工具です。
はじめにご紹介したメンテナンスキットの中に入っています。
BROOKSのレザーサドルを購入された場合はもれなくついてきますよ。
工具をネジに引っ掛けて、時計回りに少しずつ回していくとテンションが張られていきます。
サドルを使い続けるために必要な作業になるのでぜひ覚えておきましょう。
以上です。
定期的にお手入れをしていただき、貴方だけの快適サドルへと育てていきましょう!
当店はBROOKS製品を多く取り扱うプレミアムディーラーとなっております。
お手入れ、修理についてのお悩み等ございましたら、お気軽にご相談ください。
お問い合わせお待ちしております。
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もちろん、心と体のメンテナンスも忘れずに。
外出しにくい状況なので、ご自宅で読書や映画鑑賞をされている方も多いのではないでしょうか。
いま、個人的に見たい映画がこちらです。
では、また。