レザーサドルにリアキャリア、ダイナモライトまで付いてこの軽さ!BROMPTONで軽量折りたたみランドナーをつくる【T Line編】

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こんにちは、イトウです。バタバタした日常を抜け出して旅に出かけたい!
今回は、BROMPTONの最軽量モデルであるT Lineをベースに、”旅する自転車”ランドナー的カスタムをさせていただきましたのでご紹介します!
充実のカスタム内容のため、長くなりますので予めご了承ください。

早速ですが、完成した姿をご覧いただきましょう!

オートで光るダイナモライト、BROOKSのレザーサドル、泥よけにリアキャリア付きという、まさしくランドナー的な特徴が備わった旅仕様のT Lineです。軽量化が流行るなか、このようなカスタムは珍しいのではないでしょうか。

気になるのはその重量。
ベースとなるT Line Urban (4速・泥よけ付き)の実測重量は約8.3kg。
ダイナモもレザーサドルもリアキャリアも、全部付けたら1.5kgくらいは重たくなってしまいそうです。
イトウのBROMPTONも同じくランドナー仕様ですが、C Lineベースな上に軽量化は二の次なので、13kgくらいあります。笑

重量は最後にお伝えするとして、細かいスペックを紐解いていきましょう!

まずはフロントまわりから。
以前のブログでおすすめさせていただいて、段々とご要望が増えてきているダイナモライト化をしました。
前からT LineやP Lineなどの軽量モデルにダイナモライトを入れてみたいと思っていましたがなかなか実現せず、今回が初の試みとなります。

フロントライトはドイツのbusch & muller製。ライト本体にバッテリーを含まず、重量はわずか100gほど。
80ルクスの光量は、街灯のない夜道でも広範囲を明るく照らしてくれます。

そして注目すべきはブレーキ本体。軽量・高剛性で高い制動力を誇るCANE CREEK製eeブレーキが付いています!
重量は純正ブレーキの約半分しかなく、ライト本体分の重量をまかなえています。

ライトの電源となるダイナモハブには、Shutter Precision製のSV-9を使用。
BROMPTON用ダイナモハブの中で最も軽量・コンパクトなものを選び、スポーク本数とリムは標準から変更せず、最軽量のホイールを組み上げることに成功しました!

ダイナモハブ→フロントライト→リアライトの順に流れる配線は極力目立たせずスッキリとした印象に。

リア側には、荷物を積載するためのH&H製チタンキャリアを取り付けました。
こちらも純正キャリアと同じ耐荷重、似た見た目にも関わらず約半分の軽さ。
もちろん、ランドナーに必須の泥よけも前後しっかり装備しています!

キャリア先端にはフロントと同じbusch & muller製のリアライトを装備。
かなり小型で重量は10gほどしかありませんが、光量は多く抜群の視認性を持っています。

電池交換、バッテリーの充電は一切必要なく、一歩漕ぎ出せば前後のライトが明るく光りだします!
これは日常使いやツーリング中の煩わしさを大幅に軽減してくれますし、一度使ったら元に戻れなくなるのも頷けます。

次に、クランクとギヤまわりを見てみましょう。
T Line純正のカーボンクランクに、WOLF TOOTHのチェンリングを使用しました!

チェンリングは標準の56Tから、登り坂に備えて44Tのツーリング向けギヤに変更。これだけでも軽量化に大きく貢献しています。
今回のカスタム中、各パーツの重量を都度計って比べていたのですが、以外にも純正のカーボンクランクは軽く、逆にアルミのチェンリングは重量があることが分かりました。

変速はH&Hのパーツを使い、標準の外装4速から外装7速へアップグレード!
軽量で高剛性、そしてスタイリッシュな見た目が人気のH&Hパーツ。変速動作はとてもスムーズです。
44Tチェンリングとの組み合わせで、荷物を積んでの峠越えもできそうです。

ハンドルグリップはESIのシリコン製に交換。親指を引っ掛けてハンドリングを安定させるTOGSとの合わせ技により、重量はそのままで快適性が格段にアップしています。

ブレーキレバーやサスペンション、イージーホイールもH&Hに変えて抜かりなく軽量化。グレーの差し色がさり気ないアクセントになっています。

レザーサドルはBROOKS B17のチタンレールタイプ。T Line標準のサドルより重くなりますが、その分チタンシートポストが軽いのでトントンです。
ツーリングにはやはり自分に合ったサドルが良いですね。BROOKSは使い込むほど馴染んでいき、ツーリストにとって心強い相棒になってくれます!

このように、旅に欠かせない機能を備えつつ、無理のない範囲で軽量化をしていった訳ですが、
果たして思った通りの重量になったでしょうか・・・?

お客様が見守る中、緊張の面持ちで計測します・・・

やりました!8.52kg!
この仕様で8.5kgはめちゃくちゃ軽い。相談を重ねてパーツを吟味した甲斐がありましたね。
ノーマルの状態からわずか200gのみの重量増で、理想の軽量ランドナーが完成しました!

取り回しのしやすさと利便性を兼ね備えた究極のBROMPTON。
お客様も思い通りのカスタムが完成し、大変ご満足いただけたご様子でした!
今現在、このカスタムしたT Lineでツーリングやキャンプを楽しんでいただいているとのこと。

いかがでしたでしょうか。
私も今回のような軽量ランドナー的カスタムをしてみたいと考えていたので、良い経験になりました。
ご依頼いただきありがとうございました!

軽量折りたたみランドナーは1台だけとは限らない。
次回、「P Line編」もお楽しみに!